滑空スポーツ講習会2019 第2回 仙台 開催報告
開催概要
日時:2019年12月07日(土)10:30 – 12:00 / 13:00-17:00
場所:仙台 TKP仙台東口ビジネスセンター 2A 地図
主 催:公益社団法人日本滑空協会
後 援:国土交通省航空局
プログラム
10:30~12:00 滑空記章試験員講習会 「日本滑空記章規程類の変更について」(試験員・公式立会人対象)
(公社)日本滑空協会 甲賀大樹/佐志田 伸夫
参加人数
9 人
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プログラム
13:00~14:45 航空安全講習会 講演1 「最近の変更点ほか」
(株)エーサップ 浦松 香津子
【内容】
1. 特定操縦士認定審査関連・最近の変更点概要
2. 操縦士の飲酒について
3. 運輸安全委員会の勧告について
4. 管制方式基準の改正点
5. 航空機の操縦に必要な事項:管制空域と他の航空機の運航について
6. 航空機事項に関する必要な知識
7. 飛行機及び滑空機の事故の教訓
14:55~16:45 航空安全講習会 講演2 スピン事故防止のための訓練と環境
(公社)日本グライダークラブ 櫻井 玲子
<講演内容>
「滑空機のスピン事故は、どうすれば防げるのか?過去の事故事例から得た教訓と、10年以上、全国をまわってスピントレーニングを実施してきた経験から、現在実施している異常姿勢回避訓練が新たなステージに入った背景と考え方をお伝えします。」
参加人数
28 人
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講習会を終えて
講師コメント:櫻井 玲子
これまでEMFT講習会を行って思ったことは、「私たちは失速とスピンについて、わかっているようでわかっていない。」ということでした。実際に「失速すると、
何が危険なのか?」という質問にすぐに答えられた人はいらっしゃいませんでした。
そもそも何が危険なのかがわかっていなかったら、危機感知能力が備わりません。近年は一方的な講義ではなく、質問形式を取り入れて、実際に自分は何がわかっ
ていて、何がわかっていないかを自己認識していただくようにしています。教官の方々にも普段教えているパイロットの理解度を認識し、今後どのように教えて
いけばよいかを考える機会となっていただければ本望です。
今回の講習会のフィードバックをもとに、今後も内容を進化させていこうと思っています。