国際滑空記章へチャレンジするためにはルールを理解していることが必要になります。下記の Sporting Code Section3が滑空スポーツの国際滑空記章に関するルールになります。Section 3 Annex C がSection 3 の解釈を解説した資料になります。これらの資料をよく読んでみましょう。

 

FAIの規定

FAI 定款
(FAI Statutes の日本語訳)

FAI 定款付則
(FAI By-Lawsの日本語訳)

FAI Sporting Code General Section
(航空スポーツについての基本規定)
(同上の日本語訳)

FAI Sporting Code Section 3 Gliding
(滑空スポーツの滑空記章および記録飛行に関する諸規定)

Section 3 Annex A to FAI Sporting Code Section 3 Gliding and IGC Handicap List
(競技会に関する規定、およびFAIクラブクラス競技会で用いられる各競技機のハンディキャップ表)

Section Annex B to FAI Sporting Code Section 3 Gliding
(GNSSフライトレコーダー、高度記録機器、時刻記録機器について)

Section 3 Annex C to FAI Sporting Code Section 3 Gliding
(パイロットおよび公式立会人へのアドバイス)

Section 3 Annex D to FAI Sporting Code Section 3 Gliding
(IGC ランキングについて)

規定は例年秋(10月頃)に改訂されます。

 

国際滑空記章銀賞距離科目 よくある問合せ

質問:国際滑空記章銀賞の直線距離50kmの課目の最新の規定はどこから入手できますでしょうか。
近年、距離計測の国際基準が変更されていると聞いたので詳しく知りたいです。

回答 最新版(2016年10月発行)の規定はこちらをご参照ください⇒Sporting Code Section 3 – Edition 2016

(1)銀賞 50km課目について
該当箇所は以下となります。

Sporting Code Section 3 – Edition 2016の page 9/23
2.2.1 Silver Badge      The Silver badge is achieved on completing these soaring performances:

SILVER DISTANCE a straight distance flight of at least 50 km from the release point.The Silver distance should not be flown with guidance from another pilot.

( 離脱ポイントから少なくとも 50km 以上の直線距離飛行)
(銀賞距離科目は他のパイロットからのガイダンスを得ずに飛行すること)

以下もご参照ください。

Sporting Code Section 3 Annex C  page 7/34
2.2 Hints for Silver badge leg flights

※ここでは要するに「滑走路近辺でリリースして、そこから 50km 離れる」ということが正しい解釈となります。

(2)適用される制限について

Sporting Code Section 3 – Edition 2016の page 7/23
LOSS OF HEIGHT 1.3.4   The START ALTITUDE minus the FINISH ALTITUDE. An excess LOSS OF HEIGHT shall be corrected as given in 2.4.4 for badges and in 3.1.5 and 3.1.6 for records.

(1.3.4 高度損失 【LoH】 スタート高度からフィニッシュ高度をひいたもの。バッジフライトでは2.4.4 に従って補正されます)※ 2.4.4 とありますが、正確にバッジフライトの LoH は 2.4.4. と 2.4.5 です

Sporting Code Section 3 – Edition 2016のpage 11/23
2.4.5 Loss of height limits for badge flights
b. For distances of 100 kilometres or less, the flight is invalid if the LoH exceeds 1% of the distance using barographic data or [1% of course distance less 100m] using GPS height data.

(2.4.5 バッジフライトの LoH
b. 100km より短い距離の場合、 LoH は気圧データで距離の 1% を超えてはならない)

【例】 52km のフライトの場合、 LoH が 520m 以下ということ

 

質問②:FAI国際滑空記章交付規定の4.7.3の箇所に「滞空時間の場合は、公式立会人が視認出来る範囲で5時間飛行を実施した場合は不要」との記載を見つけたのですが、これは滞空時間の記録が離着陸場の付近で行われた場合はGPSデータが無くとも申請できるという認識でよろしいのでしょうか。

【回答】ご理解の通り通りです。GPSデータが無くても申請はできます。(もしデータをいただいた場合は、航空協会で保管させていただきます。)ご参考までに、ここでは規定上ですと以下の箇所が該当します。
Sporting Code Section 3 – Edition 2016のpage 11/23

2.4.4 Duration evidence
a. If a duration flight is done under an OO’s continual attention, no FR/PR height data is required.
b. A duration flight is invalid if the loss of height (LoH) is over 1000m using barographic evidence or
900m using GPS height data.

(a. Official Observer が地上に居て継続的に視認している場合は Flight Recorder (FR) の記録は不要です。
b. 滞空時間フライトの LoH も 1000m 以下である必要があります。)
※航空機曳航の場合、曳航パイロットの離脱証明があれば Flight Recorder 無しでも ok です。

最終更新 10月 20, 2017 @ 22:56