滑空スポーツ講習会2020実技講習 たきかわスカイパーク 開催報告

開催概要

日 時:2020年7月17日~7月19日
場 所:たきかわスカイパーク
主 催:公益社団法人日本滑空協会
主 管:公益社団法人 滝川スカイスポーツ振興協会(SATA)  

目的: このスピン特化訓練では、失速とスピンのメカニズムを正しく理解し、座学で学んだ航空力学を実技で検証することによって、スピンに近づいている状況認知能力を養い、低高度でスピンに入れないための知識、技術、判断力を身に着けることを目的としています。

プログラム

8:30~9:00 スタッフミーティング、全体ブリーフィング
9:00~9:45 飛行準備
9:45~10:00 受付(初日10:45~)
10:00~12:00 座学及び実施要領ブリーフィング(初日11:00~)
12:00~13:00 昼食
13:00~18:00 フライト実習
18:00~19:30 デブリーフィング(最終日18:30)

使用機

ASK21

参加人数

7/17 4名
7/18 4名
7/19 3名 合計11名
※スタッフ 各日2名

講習内容

(1)座学 講師:櫻井玲子氏 ※別添、学科資料を用いて
・グライダーの危険
・失速/スピンのメカニズム
・ヒューマンファクターとThreat & Error Management
・スピン事故防止に必要な訓練と環境

(2)実技
・ASK21 複座機を使用
・飛行前点検(重量重心位置,舵のストローク)
・曳航(索切れ処置、三次元視野)
・高度 4,000 ft から、一連の異常姿勢回避訓練を実施
 ・低速飛行姿勢確認
 ・フルスピン(バンク10°、バンク30°)
 ・スピンとスパイラルとの違い
 ・スリップからのスピン
 ・旋回から自転への移行
 ・ラダーの副次効果
 ・スピン移行中の毛糸の動き
 ・急旋回(バンク45°)からの失速
 ・エマージェンシーアプローチ”

講習の概要

 開催期間中、天候に恵まれ順調に講習を行うことができた。予定していた参加者の他に2名の飛び込み参加を受け入れたが、参加者枠に余裕があったため2日受講の参加者もいた。複数日参加することで講習内容を着実に吸収することができ、有意義だったという声が聞かれた。

講習風景

デブリーフィング

実技講習の様子

資料

実施要領

学科資料

 

参加者の声(アンケート結果より)

・スピンに入るときの機体の挙動をじっくり観察し、解説していただける機会が得られ、とても勉強になりました。私はスピンに対する恐怖心が強かったのですが、今回は以前よりも冷静に対処できたと思います。スピンに対して恐怖心のある方にこそ、この講習会をおすすめしたいと思いました。

・座学では失速やスピンのメカニズムの説明、実技では座学を踏まえた兆候の体感と回避方法の説明など、知識と感覚を関連付ける講習内容で、ソロ後の練習生には技量と余裕の向上に大きく役立ったと思います。

・内容の濃い、ハイレベルな講習なので、全国各地で継続的に開催するためには各エリアの中核クラブにおける体制を整備していくことが必要ではないかと感じました。

・撮影された機内の動画を見せながらの講義でより理解が深まると感じました。

・実技の内容は十分なものですが、参加者の不足を感じた部分に対する補修的なカリキュラムがあれば助かります。エマージェンシーアプローチなどは、できれば複数回実施できればと思いました。

・JSAのHPの募集は内容的な説明がほとんどなく、興味を持つ人が少ないと思われる。

・移動のアレンジ等を考慮し、告知のタイミングをもう少し早くして欲しい。

・天候等に左右されず講習が開催できるよう連休(3日間の開催)を利用する、開催時期や場所を固定することでクラブを通じた周知環境が整うのでは。

 

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この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています