滑空スポーツ講習会2019実技講習 板倉滑空場 開催報告

開催概要

日 時:2020年1月4日~1月5日
場 所:板倉滑空場(群馬県板倉町)
主 催:公益社団法人日本滑空協会
主 管:公益社団法人日本グライダークラブ

目的: このスピン特化訓練では、失速とスピンのメカニズムを正しく理解し、座学で学んだ航空力学を実技で検証することによって、スピンに近づいている状況認知能力を養い、低高度でスピンに入れないための知識、技術、判断力を身に着けることを目的としています。

プログラム

9:00~9:15 スタッフミーティング
9:00~10:30 飛行準備
9:15~9:30 受付
9:30~12:00 座学及び実施要領ブリーフィング
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 フライト実習
16:30~19:00 デブリーフィング

使用機
TwinII

参加人数

1/4 6名
1/5 6名
※スタッフ 各日2名(曳航パイロット1名含)

講習内容

(1)座学 講師:櫻井玲子氏 ※別添、学科資料を用いて
・グライダーの危険
・失速/スピンのメカニズム
・ヒューマンファクターとThreat & Error Management
・スピン事故防止に必要な訓練と環境

(2)実技
・TwinII 複座機を使用
・飛行前点検(重量重心位置,舵のストローク)
・曳航(索切れ処置、三次元視野)
・高度3,500 ft から、一連の異常姿勢回避訓練を実施
 ・低速飛行姿勢確認
 ・フルスピン(バンク10°、バンク30°)
 ・スピンとスパイラルとの違い
 ・スリップからのスピン
 ・旋回から自転への移行
 ・ラダーの副次効果
 ・スピン移行中の毛糸の動き
 ・急旋回(バンク45°)からの失速
 ・エマージェンシーアプローチ”

 

講習の概要

 台風による冠水で当初設定の10月から延期しての開催になりました。天候に恵まれ順調に講習を行うことができた。予定していた参加者全員が有意義に受講することができた。

 

講習風景

 

資料ダウンロード

実施要領

学科資料

 

参加者の声(アンケート結果より)

・「体験は百読・百聞にしかず」、大変良い経験になりました。
かねてより、「致命的な第4旋回スピン」の初動認識と回復の確かな術を持ちたいと思っていました。今回の講習ではまさにその部分の知識習得と体験をすることができ、満足しています。
・一方、サーマリング中にスピンやスパイラルの初動に入る経験を何度もしたことがあるのですが、急旋回中にスピンとスパイラル、どちらの初動なのか判断する体験ができるとありがたいと思いました。(的外れな願望かもしれませんが・・・)”
・フルスピンの経験はあったが今回のフライトでは自分で思っていたよりも怖いと感じて焦ってしまった。このような状況で自分がどのような精神状態になるのか知れたのは新しい発見だった。
・普段は運動包囲線のごく限られた範囲でしか飛行していないというのを実感した。ベーシックな曲技も経験してみたいと思った。
・改めて機体の姿勢を把握する基本技術の大切や行動の根拠を探る事の重要性を理解できた。スピンは思わず「怖い」と叫んでしまうほど陥るとパニックになりかねない。日頃から計画的で調和の取れた飛行を心がけたい。
・事前にメール等でスライド資料を送ってもらっていれば座学の時間がカツカツなのをカバーできるかもしれない。

 

この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています