グライダー世界選手権2018結果および2019年・2020年の予定

全国滑空団体連絡担当者各位
JSA関係者各位

暑い、変な台風などと言っているうちに夏も終わりが見えて来ました。
今年は西暦偶数年なので世界選手権が開催され、8/11ですべて終了しました。
今年の結果、および来年・再来年の予定を、添付資料でお知らせします。

注目点

13.5mクラスが大きく変わろうとしております。
PW-5ワンメイク競技会から新規格13.5mになり、3回目が来年イタリアで開かれます。
IGCとしては、将来の滑空スポーツがどうなるかのテストをしているようです。
つまり、機体は13.5m電動セルフローンチにする。
電池容量は離陸する以上にあるので、競技飛行中も使って構わない。

こうなると、曳航機が不要。
アウトランディングによるリトリーブの手間を大幅に防ぐことができる。
開催地の天候が悪ければ、どこか天候の良い場所に移動して開催できる。
上昇気流を探すだけでなく、動力を上手く使うテクニックが加わる。

さて、どうなることでしょう。

2019年WWGC(女子世界選手権大会)
オーストラリアで開催予定です。
WGCおよびJWGC(ジュニア)は30機程度以上の参加がありますが、WWGC(女子)は10~20機ほどしか参加が無く、今年のIGC総会では、廃止する、JWGCと共催にするなどの案も出ましたが、当面継続になりました。ヨーロッパ以外での開催では、参加者数が大幅に減ることを心配しております。

世界選手権開催地のホームページをご覧になることをお勧めします。競技会関係のほぼすべての書類、資料が公開されております。https://www.wgc2018.cz/ がお勧めです。

2018年の世界滑空選手権大会(World Gliding Championships)はすべて終了しました。結果は下記です。

The 35th. World Gliding Championships 

Club,15m, Standard 

 

 

7/8-21/2018 Òstrow  Poland 

https://wgc2018.pl/

 

Club Class 48選手出場

     

 

 

Rasmus Orskov 

Denmark 

ASW20          

5736

 

 

Tomasz Rubaj  

Poland  

SZD 55    

5723

 

 

Jaroslav Tomana

Czech Rep.

Cirrus Standard

5709

 

15m Class 37選手出場

     

 

 

Sebastian Kawa

Poland

ASG 29

6047

 

 

Lukasz Grabowski 

Poland

Diana 2 

5961

 

 

Christopeh Luch  

France

JS 3

5837

 

Standard Class 47選手出場

     

 

 

Sjaak Selen   

Netherlands

Discus 2a

6309

 

 

市川 展    

日本

LS 8

6288

 

 

Mateusz Siodloczek 

Poland

Discus 2a

6235

 

         

 

The 35th. World Gliding Championships

18m, Open, 20m Multi

 

 

7/28-8/11/2018 Hosin Czech Rep. 

https://www.wgc2018.cz/

 

18m Class   45選手出場

     

 

 

Wolfgang Janowitsch

Austria

Ventus 3T

10236

 

 

Mario Kiessling  

Germany

Ventus 3T 

10097

 

 

Jean-Denis Barrois

France  

JS3          

9915

 

 

丸山 毅       

日本

ASG-29E

8049

36位

Open Class 31選手出場

     

 

 

Michael Sommer

Germany

EB29R

10662

 

 

Felipe Levin

Germany

EB29DR

10571

 

 

Peter Tichy

Czech Rep.

EB29R

10301

 

 

20m複座 Class 18選手出場

     

 

 

Matkowsky & Kawa

Poland

ASG32M

10600

 

 

Jones & Coppin

UK

Arcus T

10335

 

 

Sorri & Lehto

Finland

Arcus M

10211

 

 

WGC2018の感想

  • Standard Class で市川 展 さんが2位になりました。WGC2017 Standard Class で2位になったのに続いて、うれしい結果でした。
  • 15m Class で優勝した Sebastian Kawa (Poland)は 20m複座でも優勝。さらにWGC2017 Standard Class、2017 13.5m、などで常勝者。
  • Open Class で優勝した Michael Sommser (Germany) は2006年からOpen Class で5回の優勝を果たしている。

来年2019年、再来年2020年のWGC予定

第3回13.5m WGC

6/15-6/30/2019

Pavllo (Italy)

新13.5m機の競技のほか、将来の電動SLのテスト競技を実施予定

第10回女子WGC

1/3 – 1/18/2020

Lake Keepit
(Australia)、

Club, Standard, 18m

第11回ジュニアWGC

7/28-8/10/2019

Szeged (Hungary)

Standard, Club

第36回WGC

7/19-7/31/2020

Stendal Borstel (Germany)

Open, 18m,  20m Multi

第36回WGC

8/8-8/22/2020

Châlons-Ecury sur Coole (France)

15m, Standard, Club