滑空スポーツ講習会2025 EMFT学科講習 開催報告

2025年6月7日(土)、6月15日(日)の2日間、EMFT講習の学科講習(オンライン併催)を実施いたしました。

この講習会は、グライダーパイロットが飛行活動中、不意に異常姿勢に陥った場合でも適切に回復できるようトレーニングを実施することで航空事故を未然に防ぐことを目的に実施しているもので、本年度も(独)日本スポーツ振興センターよりスポーツ振興くじ助成を受けて実施したものです。

実技講習への参加者数を増やすことを目的として、2021年度から学科講習は実技講習とは別日程でオンラインにより開催し、復習等を通じて参加者の理解度を深めるように配慮しています。

参加者は、2日間で49名(内訳 6/7会場3名、オンライン15名、6/15会場5名、オンライン26名)、その他ビデオ聴講による参加者が44名の計93名でした。(2024年度EMFT学科講習参加者2回83名)

講師には、EMFT講習を長年にわたり改良を加えてきた(公社)日本グライダークラブ フライトインストラクターの櫻井玲子氏を今年もお迎えしましたが、充実した資料と説明に参加者の満足度が高かったことがアンケート結果からもわかります。

以下、学科講習会の『参加者の声』をご紹介させていただきます。

  • 座学を初めて受講しました。まだ練習生のため航空力学の基礎的な知識も含め丁寧に解説いただき助かりました。具体的な事故の事例をもとに自分ならどうする?を考えさせる内容で将来的にソロを目指していく際に再度録画などを振り返ってみようと思いました。
  • 内容が進化していて受けるたびに新た気づきにつながる、また今回は実戦に基づいたT&E Management結果の紹介がありより身近にとらえることができた。
  • トップパイロットから直々にこのようなレクチャーを受けられる機会は、大変貴重で有り難いと感じています。一度の対応ミスが文字通り命取りになるスピンについての講習は、操縦士には必須の科目と思います。

11月から各地で開催されたEMFT実技講習会は、参加にあたってはオンライン講習会の受講を義務とさせて頂きました。また、学科講習の日程が合わず参加できなかった方々向けには事前学習用のオンデマンド講習も用意いたしました。

資料

滑空スポーツ講習会2025(実技講習)EMFT学科講習資料 本編

 

 

滑空スポーツ講習会2025(実技講習)EMFT学科講習資料 参考資料

 

滑空スポーツ講習会2025(実技講習)EMFT学科講習資料 実施要領

 

滑空スポーツ講習会2025(実技講習)EMFT学科講習 動画

 

滑空スポーツ講習会2025(実技講習)EMFT学科講習 実施要領動画

 

 

 この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています