滑空スポーツ講習会2024(EMFTオンライン学科講習/EMFT実技講習)開催案内

(2024/10/24 角田滑空場での開催中止(曳航機都合)を掲載しました。)
(2024/9/28 オンデマンド講習ページ掲載しました。)
(2024/5/18 板倉滑空場開催分 満席、キャンセル待ち2名)
(2024/6/7 関宿滑空場開催分 満席、キャンセル待ち2名)

日本滑空協会では、本年度も(独)日本スポーツ振興センターよりスポーツ振興くじ助成を受けて、下記要領にてEmergency Maneuver Flight Training (EMFT)講習(異常姿勢からの回復トレーニング)を行います。実技講習会の習熟を高めるためには学科の知識が欠かせません。そのため、実技講習受講にはオンライン学科講習の受講を必須とさせていただいております。是非、学科と実技をセットでお申し込みください。

受講希望者は、以下「表1.」 中の「学科講習参加申込フォーム」と、「実技講習参加申込フォーム(開催地毎)」にそれぞれ必要事項をご記入の上、お申し込みください。

(櫻井講師より、EMFT講習会の案内コメントを頂きました)

「航空機は年々技術的に発達しておりますが、未だ世界の航空事故の8割はヒューマンファクターに起因するという統計が出ています。今回のEMFT学科では、特に重大事故に至るまでの状況を分析しながら、ヒューマンファクターを考慮しながら、どうすれば事故は防止できたのか?という視点でご一緒に考えていきたいと思います。
重大事故はパイロットの技量、経験には関係なく発生しています。残念ながら、人間は生まれながらにして空を飛ぶようにできていません。
パイロットに必要な操縦等のTechnicalな能力だけでなく飛行中の状況認識と判断力などのNon Technicalな能力も向上させ、人間の能力の限界について理解しておくことが重要です。
非常に重要なことにも関わらず、空を飛び始める初期にそれらのことを体系的に学ぶ機会がこれまでありませんでした。
実技講習は秋以降に実施予定ですが、実技講習で行うスピンや失速科目の説明もこの場で行いますので、実技講習参加希望者は必ずこの学科講習をお受けください。

受講者のレベルは問いませんので、ソロ前の練習生の方も参加可能です。
質疑応答の時間もありますので、クラブで指導者の立場にある方には、教育方法やクラブの安全体制の確立方法などのご質問もお受けします。
今回は対面とリモートのハイブリッドで行います。Face to faceのディスカッションやご質問等を希望される方は会場へお越しください。」

開催案内の最下部に過去の参加者の声を記載しました。受講検討の際の参考にして頂けますと幸いです。

表1. 2024年度EMFT講習(異常姿勢からの回復トレーニング)

日時場所申込ページ申込状況申込締切
2024/06/16(日) 13:00 - 17:00学科講習第1回 航空会館506号室 + オンライン ハイブリッド申込ページ開催終了
会場3名
オンライン12名
開催終了
2024/06/29(土) 13:00 - 17:00学科講習第2回 航空会館505号室 + オンライン ハイブリッド申込ページ開催終了
会場3名
オンライン37名
開催終了
いつでも視聴可能学科講習 オンデマンド講習コース申込ページ募集中2024/12/7
2024/11/30(土)-12/1(日)(予定)実技講習 角田滑空場曳航機都合により今年度中止
2024/11/8(金)-11/10(日)実技講習 阿蘇場外離着陸場申込ページ締切
13名
2024/09/10 
2024/11/16(土)-11/17(日)実技講習 関宿滑空場申込ページ満席10名
キャンセル待ち2名
2024/09/30
2023/11/23(土)-11/24(日)実技講習 板倉滑空場申込ページ満席10名
キャンセル待ち2名
2024/09/30

1.主催:

公益社団法人日本滑空協会(JSA)

2.主管:

公益社団法人宮城県航空協会 
NPO法人九州グライダースポーツ連盟       
公益社団法人日本グライダークラブ    
NPO法人関宿滑空場

3.開催日時及び開催場所

(1) EMFT学科講習(会場参加、オンライン参加)

※実技講習を受講する際に必須となります
※今年は自家用/教証のコース分けはありません。

日時

第1回 2024年06月16日(日) 13:00~17:00(講習:3時間、質疑応答:1時間)
第2回 2024年06月29日(土) 13:00~17:00(講習:3時間、質疑応答:1時間)

開催場所
 新橋 航空会館+オンライン ハイブリッド開催

※実技講習に参加しない方でも参加できます。
※たきかわスカイパーク、飛騨エアパークで開催予定EMFT実技講習(別団体主催)に参加される方も本講習をご活用ください。
※講習後オンデマンドのビデオコースを提供する予定です。学科講習の参加日程が合わない方は、後日ご案内予定のオンデマンド講習コースをご活用ください。実技講習を受講する際に必須となります)

 今回のEMFT講習会では先にご案内しておりますように、実技講習会での参加人数を増やすため当日の学科講習は行わず、事前の学科講習を計画・実施させていただきます。

 

(2) EMFT実技講習

第1回 2024年10月19日(土)~20日(日) 角田滑空場(宮城県角田市)(曳航機手配によるため、後日募集開始予定)
第2回 2024年11月08日(金)~10日(日) 阿蘇場外離着陸場(熊本県阿蘇市)
第3回 2024年11月16日(土)~17日(日) 関宿滑空場(千葉県野田市) 
第4回 2024年11月23日(土)~24日(日) 板倉滑空場(群馬県板倉町)

 ※実技講習には航空法申請が必要となります(実技講習申込時に必要事項を確認させていただきます)

 <実技講習基本スケジュール>
 10:00       集合
 10:00~11:00 実施要領ブリーフィング
 11:00~12:00 フライト実習
 12:00~13:00 昼食
 13:00~16:00 フライト実習
 16:00~18:00 デブリーフィング
 ※時間については、変更される場合があります。
 ※天候により、延期または中止することがあります。

4.使用機体

 ASK21(角田)
 L23  (阿蘇)
 TwinⅡ(板倉)
 TwinⅡ(関宿)

5.内容

(1)EMFT学科講習

・グライダーの危険
・失速/スピンのメカニズム
・ヒューマンファクターと Threat & Error Management
・スピン事故防止に必要な訓練と環境

(2)EMFT実技講習

・複座機を使用(航空機曳航)
・飛行前点検(重量重心位置,舵のストローク)
・曳航(索切れ処置、三次元視野)
・高度 4,000 ft から、一連の異常姿勢回避訓練を実施
 ・低速飛行姿勢確認
 ・フルスピン(バンク10°、バンク30°)
 ・スピンとスパイラルとの違い
 ・スリップからのスピン
 ・旋回から自転への移行
 ・ラダーの副次効果
 ・スピン移行中の毛糸の動き
 ・急旋回(バンク45°)からの失速
 ・エマージェンシーアプローチ

6.講師

 公益社団法人日本グライダークラブ
 インストラクター 櫻井 玲子 氏

7.参加費

(1)EMFT学科講習

  JSA ジュニア会員(25歳以下)       1,000円
  JSA会員、一般ジュニア(25歳以下)   2,000円
  一般                  4,000円

(2)EMFT実技講習

  JSA ジュニア会員(25歳以下)       2,000円 
  JSA会員、一般ジュニア(25歳以下)   3,000円 
  一般                  6,000円 
 ※参加費のほかに、別途曳航料がかかります。(曳航料については、各主管クラブにお問い合わせください)
 ※上記料金には教材費を含みます。
 ※現在JSA会員でない方で、この機会にJSA入会いただける方には会員価格が適用されます。申込フォームでは会員入会希望・ジュニア会員入会希望を選択して申し込み、別途「入会のご案内」ページから入会申込をお願いします。

8.募集人員

(1) EMFT学科講習 

会場参加 16名、オンライン参加 人数制限なし

(2)EMFT実技講習 

阿蘇会場開催分は6名/日、角田会場、関宿会場、板倉会場開催分については5名/日
 ※先着順。満員になった場合、補欠登録となります

9.参加要件

 単座機または単座で飛行しているパイロット(推奨)、インストラクターの方
 単独飛行前の練習生の方も可能
 ※単独飛行前の方は別途各クラブにお問い合わせください。
事前のオンライン学科講習の受講が要件になります。オンライン学科講習を受講できなかった方は録画ビデオを用意する予定です、そちらを実技講習までに受講をお願いします(YouTubeでいつでも何度でも受講可能です)

10.申込および支払方法

 (1)申込方法
  表1「2024年度EMFT講習(異常姿勢からの回復トレーニング)」中にあります「申込ページ」よりお申し込みください(学科講習、実技講習それぞれからお申し込みが必要です)
 (2)支払方法
  学科講習についてはお申し込み時にオンラインでお支払い頂きます。実技講習については当日現地でお支払いとなります。詳細は各主管クラブにお問い合わせください。

11.問い合わせ先

 学科講習:JSA講習会担当(日口、丸山)
  JCF06757@nifty.ne.jp 070-4035-9554 日口

 実技講習:開催主管クラブへ直接お問い合わせ願います。
  角田:宮城県航空協会問い合わせフォーム TEL.090-2749-6149 (担当:齋藤)
  阿蘇:shinjikodamagss@gmail.com TEL.080-5096-9123(担当:児玉)
  板倉: 日本グライダークラブ問い合わせフォーム TEL.0276-77-0830(担当:丸山)
  関宿: sorasuki50@gmail.comnposekiyado@sekiyado-gf.jp TEL.04-7198-1401 (担当:篠原、伊藤)

12.その他

 (1)申し込み・参加にあたっては、講習会スタッフや主管クラブの指示に従って行動してください。指示に従って頂けない場合、参加をお断りする場合があります。
 (2)申込後の変更については講習会担当にご連絡ください、事務局で対応します。

13.参考 過去の参加者の声

参加を検討する際の参考に、過去の参加者が何を感じ、学べたかのご紹介をします。同じような不安、悩みを持っている方、是非講習に参加して自分の不安を取り除いてみませんか?

(2023年度開催の参加者の声・・・抜粋)

<オンライン学科講習>

・経験の浅い私にとっては、危険を未然に回避する事の重要性と、その為の具体的な考え方や行動について学ぶ良い機会となりました。

・毎年受講させていただいています。少しずつ改善されていて、私の方の理解も深まっていく気がします。

<実技講習>

・今回初めて受講しましたが、事前に頂いた資料も素晴らしく、まだ初心者の私にとっては多くの事を学ぶことができました。初めて参加される方を優先とし、また機会が合えば参加したいと思いました。

・毎年参加させて頂いていますが、段々と落ち着いてフライト出来るようになっていると思います。来年もよろしくお願い致します。

・毎回の実技で示されるパイロットの判断挙動の傾向問題をまとめられているとのことで、それらに対する対策が立てられたころまた参加したい考えております。

・スピン訓練は初めてではありませんでしたが、今まで捉えたことの無い観点から着目したり、理論的にエマージェンシー対応について考えたりと、新しい学びが多く、とてもためになりました。

・事前の学科講習を受講し、理解深め、実技ではどこに着目すると良いのかが明確にレクチャーされていたため、スピンの特性や人間の本能的行動について身をもって知ることができ、学びが多かった。

 


 

この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています