滑空スポーツ講習会2022(EMFTオンライン学科講習/実技講習)開催案内

(2022年度開催終了しました)

日本滑空協会では、本年度も(独)日本スポーツ振興センターよりスポーツ振興くじ助成を受けて、下記要領にてEmergency Maneuver Flight Training (EMFT)講習(異常姿勢からの回復トレーニング)を行います。実技講習会の習熟を高めるためには学科の知識が欠かせません。そのため、実技講習受講にはオンライン学科講習の受講を必須とさせていただいております。是非、セットでお申し込みください。

受講希望者は、以下「表1.」 中の「学科講習参加申込フォーム」と、「実技講習参加申込フォーム(開催地毎)」にそれぞれ必要事項をご記入の上、お申し込みください。

(櫻井講師より、EMFT講習会の案内コメントを頂きました)

「これまでの講習会で多くのパイロットと同乗して通じてわかったことは、パイロットは失速やスピンのことがわかっているようでわかっていないということでした。
そのため危険に近づきつつあることにそもそも気づかない、異常姿勢を認識してもスピンに陥っていることに気が付かず、無意識のうちにスピンに必要な操作をすべて行ってしまったため、墜落に至っています。
スピン事故は経験、技量の低さによって起こっているわけではなく、教育証明保持者同乗の事故割合も4割近くを占めます。
また多くのスピン事故が低高度でフルスピンする前に地面に激突しているので、フルスピンからの回復練習だけでは、スピン事故を防ぐことは困難です。
ボランティア主体のクラブ活動では、航空力学を体系的に学ぶ機会がほとんどありません。そのため本来グライダーを始める時に理解しておくべきことを正しく理解していないため、咄嗟の判断が致命的な操作へつながることがあります。
この講習会では、本来初期教育で学ぶべき失速・スピンの基本知識を復習し、それを実機で検証することにより、グライダーの設計思想や航空力学を理解して、スピンに陥りやすい状況に近づかないように状況認識力と判断力を向上する訓練を行います。
講習会では根拠のあるフライトができるように様々な計算ツールを配布してグライダーの持つ性能を検証してみますので、ぜひご自身のフライトにご活用ください。

受講者のレベルは問いませんので、ソロ前の練習生の方も参加可能です。
クラブで指導者の立場にある方には、教育方法やクラブの安全体制の確立方法などのディスカッションも行います。
スピン事故撲滅のためには、パイロットの技量を上げるだけでなく、クラブの安全文化と体制を整えるのが非常に重要となります。」

開催案内の最下部に過去の参加者の声を記載しました。受講検討の際の参考にして頂けますと幸いです。

表1. 2022年度EMFT講習(異常姿勢からの回復トレーニング)

開催日場所申込ページ申込状況申込締切
2022/06/18(土) 13:00 - 16:00オンライン学科講習第1回申込フォーム終了
38名
2022/06/17
2022/06/26(日) 13:00 - 16:00オンライン学科講習第2回申込フォーム終了
38名
2022/06/25
いつでも視聴可能オンライン学科講習 録画ビデオ申込フォーム
2022/09/24(土)-09/25(日)実技講習 角田滑空場申込フォーム終了
4名
2022/07/30
2022/10/28(金)-10/30(日)実技講習 阿蘇場外離着陸場申込フォーム申込終了
11名
2022/09/10 
2022/11/12(土)-11/13(日)実技講習 関宿滑空場申込フォーム終了
10名

10/1 満席
2022/09/30
2022/11/19(土)-11/20(日)実技講習 板倉滑空場申込フォーム満席申込終了
12名(6/28)

10/19キャンセル1名発生、追加募集→再び満席になりました
2022/10/28

1.主催:公益社団法人 日本滑空協会(JSA)

2.主管:公益社団法人 宮城県航空協会 
     NPO法人   九州グライダースポーツ連盟       
     公益社団法人 日本グライダークラブ    
     NPO法人   関宿滑空場

3.開催日時及び開催場所

(1)-1 オンライン学科講習(※実技講習を受講する際に必須となります)

※今年は自家用/教証のコース分けはありません。

第1回 2022年06月18日(土) 13:00~16:00(3時間)
第2回 2022年06月26日(日) 13:00~16:00(3時間)
※両日ともに、学科講習終了後1~2時間程度、指導者向けにEMFT導入相談を行う予定です。

※実技講習に参加しない方でも参加できます。
※たきかわスカイパーク、飛騨エアパークで開催予定EMFT実技講習(別団体主催)に参加される方も本講習をご活用ください。
※講習後オンラインビデオ教材を提供予定です。参加日程が合わない方は、学科講習コース申込の上、ビデオ教材をご活用ください(Zoom利用予定)

(1)-2 ビデオ講習(※オンライン学科講習を受講できなかった方向け。実技講習を受講する際に必須となります)

オンライン講習を受講できなかった皆様へ(事前復習用ビデオ聴講のご案内)(2022/08/24追加)

申込ページ https://jsaseminar2022-emftondemand.peatix.com/

 ※ お申し込み後、録画されたコースのYoutTubeのURLをPeatixから自動返信でご案内させて頂きます。実地講習会参加前に自習をお願いします。
 ※ 講習のYoutTubeはURL限定公開にしています。お申し込み頂いた方のみのご利用とさせて頂いています。
 ※ 本ページでイベント開催日に2022/11/30 が指定されていますが、こちらはシステムの都合上の架空の日程です。ビデオでいつでも視聴できますので、実地講習会参加前に視聴ください。

 今回のEMFT講習会では先にご案内しておりますように、実技講習会での参加人数を増やすため当日の学科講習は行わず、事前にオンラインでの学科講習を計画・実施させていただき、多くの参加者に聴講いただきました。

実技講習の習熟度を高めるためには学科の知識は欠かせません。そこで、実技講習受講に際しオンライン学科講習の受講を必須とさせていただきましたが、ご都合悪くオンライン講習会に参加できなかった方々もいらっしゃるようですので、あらためて事前学習用ビデオ(オンライン講習会自家用コースの内容)を用意させていただきました。

 各地での実技講習受講の際には下記ビデオ聴講をお申込みいただき、事前に学科の復習を行ったのち受講いただきますようお願いいたします。

 

(2)EMFT実技講習
第1回 2022年09月24日(土)~25日(日) 角田滑空場(宮城県角田市)
第2回 2022年10月28日(金)~30日(日) 阿蘇場外離着陸場(熊本県阿蘇市)
第3回 2022年11月12日(土)~13日(日) 関宿滑空場(千葉県野田市)
第4回 2022年11月19日(土)~20日(日) 板倉滑空場(群馬県板倉町) 

 ※実技講習には航空法申請が必要となります(実技講習申込時に必要事項を確認させていただきます)
 ※角田での実技講習受講者は実技当日に学科を行います(オンライン学科講習受講は必須ではありません)

 <実技講習基本スケジュール>
 10:00       集合
 10:00~11:00 実施要領ブリーフィング
 11:00~12:00 フライト実習
 12:00~13:00 昼食
 13:00~16:00 フライト実習
 16:00~18:00 デブリーフィング
 ※時間については、変更される場合があります。
 ※天候により、延期または中止することがあります。

4.使用機体
 ASK21(角田)
 L23  (阿蘇)
 TwinⅡ(板倉)
 TwinⅡ(関宿)

5.内容
(1)座学
・グライダーの危険
・失速/スピンのメカニズム
・ヒューマンファクターと Threat & Error Management
・スピン事故防止に必要な訓練と環境

(2)実技
・複座機を使用(航空機曳航)
・飛行前点検(重量重心位置,舵のストローク)
・曳航(索切れ処置、三次元視野)
・高度 4,000 ft から、一連の異常姿勢回避訓練を実施
 ・低速飛行姿勢確認
 ・フルスピン(バンク10°、バンク30°)
 ・スピンとスパイラルとの違い
 ・スリップからのスピン
 ・旋回から自転への移行
 ・ラダーの副次効果
 ・スピン移行中の毛糸の動き
 ・急旋回(バンク45°)からの失速
 ・エマージェンシーアプローチ

6.講師
 公益社団法人 日本グライダークラブ
 インストラクター 櫻井 玲子 氏

7.参加費
(1)オンライン学科講習
  JSA ジュニア会員(25歳以下)       1,000円
  JSA会員、一般ジュニア(25歳以下)   2,000円
  一般                  4,000円
(2)実技講習
  JSA ジュニア会員(25歳以下)       2,000円 
  JSA会員、一般ジュニア(25歳以下)   3,000円 
  一般                  6,000円 
 ※参加費のほかに、別途曳航料がかかります。(曳航料については、各主管クラブにお問い合わせください)
 ※上記料金には教材費を含みます。
 ※現在JSA会員でない方で、この機会にJSA入会いただける方には会員価格が適用されます。申込フォームでは会員入会希望・ジュニア会員入会希望を選択して申し込み、別途「入会のご案内」ページから入会申込をお願いします。

8.募集人員

 オンライン学科講習 自家用コース 人数制限なし
 実技講習      阿蘇会場、板倉会場開催分は6名/日、角田会場、関宿会場開催分については5名/日
 ※先着順。満員になった場合、補欠登録となります

9.参加要件
 単座機または単座で飛行しているパイロット(推奨)、インストラクターの方
 単独飛行前の練習生の方も可能
 ※単独飛行前の方は別途各クラブにお問い合わせください。
事前のオンライン学科講習の受講が要件になります。オンライン学科講習を受講できなかった方は録画ビデオを用意する予定です、そちらを実技講習までに受講をお願いします(YouTubeでいつでも何度でも受講可能です)

10.申込および支払方法
 (1)申込方法
  表1「2022年度EMFT講習(異常姿勢からの回復トレーニング)」中にあります「申込ページ」よりお申し込みください(オンライン学科講習、実技講習それぞれからお申し込みが必要です)
 (2)支払方法
  学科講習についてはお申し込み時にオンラインでお支払い頂きます。実技講習については当日現地でお支払いとなります。詳細は各主管クラブにお問い合わせください。

11.問い合わせ先
 オンライン学科講習:JSA講習会担当(日口、丸山)
  JCF06757@nifty.ne.jp 070-4035-9554 日口

 実技講習:開催主管クラブへ直接お問い合わせ願います。
  角田:info@sendai-glider.com TEL.090-2749-6149 (担当:齋藤)
  阿蘇:shinjikodamagss@gmail.com TEL.080-5096-9123(担当:児玉)
  板倉: 日本グライダークラブ問い合わせフォーム TEL.03-3591-7728(担当:丸山)
  関宿: Haru5_shino8@ab.auone-net.jpnposekiyado@sekiyado-gf.jp TEL.04-7198-1401 (担当:篠原、伊藤)

12.その他
 (1)各講習会は感染拡大予防ガイダンス(滑空スポーツ講習会2020 開催にあたって)に従って開催します。
 (2)COVID-19の状況を鑑みて変更される場合があります
 (3)申し込み・参加にあたっては、講習会スタッフや主管クラブの指示に従って行動してください。指示に従って頂けない場合、参加をお断りする場合があります。
 (4)申込後の変更については講習会担当にご連絡ください、事務局で対応します。

13.参考 過去の参加者の声

参加を検討する際の参考に、過去の参加者が何を感じ、学べたかのご紹介をします。同じような不安、悩みを持っている方、是非講習に参加して自分の不安を取り除いてみませんか?

(2021年度開催の参加者の声・・・抜粋)

<オンライン学科講習>

・とてもためになる講義でした。実技で自分の経験として蓄えられるように、復習して臨みます。宜しくお願い致します。

・YouTubeで座学および参考動画を見る事が出来るのは素晴らしいと思います。

・EMFTは多くの人が参加するべきと思っています。4回目の参加になりますが、自分がクラブに持ち帰って実技教育までできるようにはなっていないと感じます。EMFTの指導者育成コースのような講習があればぜひ参加したいと思っています。

<実技講習>

・スピンがどういうものか頭だけでなく体で感じたことは大変有意義でした。また、エマージェンシーアプローチでは状況確認、判断、実行は簡単ではないことも実感しました。

・ソロに出て自家用操縦士になってからEMFT講座を受講しようと決めていました。今回実技を受講することで、新たな機体や滑空場でフライトする際、飛行規程に記載されているどの情報を最低限確認し、離陸時の索切れにどのように対処するのか、その考え方を学ぶことができました。感覚に頼るのではなく、論理的に考える力が身に付きました。そして、事前準備がフライトの安全を大きく左右することを理解しました。また、実際のフライトでは講師の方に操縦の癖や改善点を見抜いていただき的確なアドバイスをいただくことができました。スピンに入る初動からの回復訓練を何回も繰り返すことで、スピンを回避することの大切さを学ぶことができました。

・知識として知っているのと実際に体験してやってみることの違いを体感でき、また通常時では行えないような低高度での失速系の訓練や逆進入の訓練などを行うことができ、非常に有意義かつ安全飛行につながる講習会だと思いました。

 また、万が一のアクシデンタルスピンや索切れの本番に遭遇してしまう前に、この実技講習を受講することが出来て良かったと思いました。

 


受講希望者は、以下「表1.」 中の「学科講習参加申込フォーム」と、「実技講習参加申込フォーム(開催地毎)」にそれぞれ必要事項をご記入の上、お申し込みください。

この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています