運輸安全委員会 航空事故調査報告書 2021/10/12 離陸した直後の旋回中に墜落した航空事故
2021年10月12日美瑛滑空場で発生したシェンプ・ヒルト式アーカスM型(動力滑空機、複座)が、離陸した直後の旋回中に墜落した航空事故についての報告書が運輸安全委員会のホームページに掲載されています。
〇事故の概要 :
シェンプ・ヒルト式アーカスM(Self Launch機)は、2021年10月12日(火)、北海道美瑛滑空場から離陸した直後の左旋回中に墜落した。
2名の操縦士が搭乗しており、2名とも死亡した。
〇原因:
エンジンを使用して離陸上昇後の左旋回上昇中に(高度約100m) エンジンの出力が低下し、その後も機首が下がることなく旋回が続いていたため、速度が急激に低下して失速してスピンに入り、回復操作が間に合わず墜落したものと考えられる。
〇再発防止策(SLで発航する場合)
(1) 自力発航後の上昇中にエンジン故障が生じた場合、速度の急激な低下を防ぐため、速やかに機首を下げて速度を維持するとともに、旋回は最小限に留める。
(2) 自力発航後の上昇中におけるエンジン故障を想定し、できる限り失速やスピンからの回復が可能となる十分な高度を獲得した後、第1旋回を開始する。
搭乗者はお二人とも飛行時間3,000時間以上、アーカスの飛行時間も400時間のベテランパイロットでした。

