滑空スポーツ講習会2019 第1回 東京 開催報告

 

開催概要

日 時:2019年11月30日(土) 10:30 – 12:00 / 13:00-17:00
場 所:新橋 航空会館801会議室
主 催:公益社団法人日本滑空協会
後 援:国土交通省航空局

プログラム

10:30~12:00 滑空記章試験員講習会 「日本滑空記章規程類の変更について」(試験員・公式立会人対象)
(公社)日本滑空協会 佐志田 伸夫

参加人数

13人

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プログラム

13:00~14:45 航空安全講習会 講演1 「最近の変更点ほか」    
        (株)エーサップ   浦松 香津子
【内容】
1. 特定操縦士認定審査関連・最近の変更点概要
2. 操縦士の飲酒について
3. 運輸安全委員会の勧告について
4. 管制方式基準の改正点
5. 航空機の操縦に必要な事項:管制空域と他の航空機の運航について
6. 航空機事項に関する必要な知識
7. 飛行機及び滑空機の事故の教訓

14:55~16:45 航空安全講習会 講演2 「日常整備に必要な基礎知識」          
        (公社)日本グライダークラブ  山木 宏
【内容】
日常整備に役立つと思われる、本に書いていない雑学をご紹介します

参加人数

54人

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講習会を終えて

講師コメント 浦松講師
安全講習会の講師を務めさせていただきました浦松香津子と申します。
私自身、動力滑空機はかなり経験ありますが、上級滑空機については妻沼で教官していることと航空従事者試験官時代に後席(たまに前席)に乗ったぐらいでそれほどの経験ありません。
今回は、主に特定操縦技能審査の口述に係る知識をお話ししました。
加えて、以前からグライダーパイロットにより航空機の一員としての意識を持っていただきたいという観点から空域の話と、安全対策に関する提言を考えました。
技術的、専門的なお話は後段の講師がお話しされるということで、突っ込んだ話を避け、広い範囲での課題提起をさせていただいたものです。
少しなりとも皆様のお役に立てたなら幸いです。

講師コメント 山木講師
グライダーの整備については、知識を得る機会が少ないように思えます。
板倉では2018年から、整備士資格の取得とは関係なしに、日常の整備に役立つ知識についての講習会を開催していますが今回の講習会では、同様な知識についてお話しました。マニュアルに従った整備は大切ですが、安全、快適に飛ぶためにはそれ以上に、各パーツや機構について、正しい理解や新しい知識が必要でしょう。
今後、滑空スポーツ講習会のような機会を通じて、有用な知識が共有できるようにしたいと思っています。

 

この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています