滑空スポーツ講習会2019実技講習 関宿滑空場 開催報告

開催概要

日 時:2019年11月16日~11月17日
場 所:NPO法人関宿滑空場(千葉県野田市)
主 催:公益社団法人日本滑空協会
主 管:NPO法人関宿滑空場  

目的: このスピン特化訓練では、失速とスピンのメカニズムを正しく理解し、座学で学んだ航空力学を実技で検証することによって、スピンに近づいている状況認知能力を養い、低高度でスピンに入れないための知識、技術、判断力を身に着けることを目的としています。

プログラム

8:30~9:00 スタッフミーティング、全体ブリーフィング
9:00~11:00 飛行準備(手分けし、座学と同時並行的に実施)
9:00~9:15 受付
9:15~11:30 座学及び実施要領ブリーフィング
11:30~12:30 昼食
12:30~16:00 フライト実習
16:00~17:00 機体係留等後片付け(17日は機体分解作業)
17:00~18:45 デブリーフィング

使用機
ASK13

参加人数

11/16 5名
11/17 6名
※スタッフ 各日3名(曳航パイロット1名含)

講習内容

(1)座学 講師:櫻井玲子氏 ※別添、学科資料を用いて
・グライダーの危険
・失速/スピンのメカニズム
・ヒューマンファクターとThred&Error Management
・スピン事故防止に必要な訓練と環境

(2)実技
・ASK13複座機を使用
・飛行前点検(重量重心位置,舵のストローク)
・曳航(索切れ処置、三次元視野)
・高度3,500ftから、一連の異常姿勢回避訓練を実施
 ・低速飛行姿勢確認
 ・フルスピン(バンク10°、バンク30°)
 ・スピンとスパイラルとの違い
 ・スリップからのスピン
 ・旋回から自転への移行
 ・ラダーの副次効果
 ・スピン移行中の毛糸の動き
 ・急旋回(バンク45°)からの失速
 ・エマージェンシーアプローチ”

 

講習の概要

 台風による冠水で路面回復が心配されましたが、前日迄に回復し2日間共に順調に講習を行うことができた。一日目は暖かく訓練日和の中で実施、二日目は少し北西風の吹く寒い日となりましたが雲などの障害もなく、予定していた参加者全員が有意義に異常姿勢回復訓練を受講することができた。

 

講習風景

座学風景@A棟社会人ルーム

参加者(デブリーフィング終了時)  @A棟社会人ルーム

 

参加者の声(アンケート結果より)

・私がこの講習会に参加したきっかけは、地上からスピンに入った機体を目撃した為です。幸いにしてその機体は約100m高度を失ってスピンから回復して事なきを得ました。
着陸後、そのパイロットに聴くと過去に異常姿勢回復訓練(EMFT)を受けていた為に回復のトップラダーが踏めたとの事でした。
私も旋回中にいつスピンに入るかもしれないので、今回の講習会に参加して座学と実技でスピンを勉強しようと思いました。
講師の櫻井玲子さんは知識、経験が豊富であり、丁寧な分かりやすい説明であった。
その為に、日頃体験できないスピンとその回復方法を良く理解できました。
遠くから参加しましたが、この講習会に参加した価値が十分ありました。今後、他の多くの方にもこの講習会に参加して、スピンを勉強して安全飛行に努めて戴きたいと思いました。
本日は御世話になりましたし、ありがとうございました。

・練習生でソロ前の技量でしたが、スピン等を体験できて良かった。
 貴重な体験ができるので、ライセンサーだけでなく練習生ももっと参加して欲しいです。
・以前にもEMFTを受けた事がありましたが、それでも学ぶ事が多い講習会と思いました。
・スピンに入る前の挙動が理解できたので、単座機飛行でスピン防止に役に立つと感じた。
・スピン時でも機体が反応する事を理解できました。
・以前から機会を見つけて参加してきたので今回は5回目の受講でしたが勉強になる事が多かった。
・スピンは内容が濃いので、更に座学、実技で勉強したいと思いました。

 

この講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施(開催)されています